楽しい食事についても、いよいよ最後です。
食事前の準備から食事の姿勢、そして食事形態をお伝えしてきましたが、今回は「食事介助」についてお伝えしたいと思います。
1,落ち着いて安全に召し上がっていただくために、お手伝いする人は食事介助する方の横や斜め前に座り、同じ目線で介助しましょう。忙しくても立ったままでの介助は上を向きやすく(顎が上がる)誤嚥の原因になります。

2,食事を召し上がって頂く前に、水分で口の中を潤しましょう。飲み込みがスムーズになります。また、水分の多いもの(味噌汁など)から召し上がっていただくと食べやすく飲み込みやすいので、嚥下のウォーミングアップになります。(水分の多い食べ物は胃酸の分泌を活性させるとも言われます)
3,バランスよく介助しましょう。食べやすさばかりを重視して、同じ食材ばかり続けないように、食事内容をお伝えしながら食べていただきましょう。

4,口に運ぶ際は、大きさや量に注意しましょう。(小スプーンに軽く一杯くらい) 1でも書きましたが顎が上がらないように食事は下から差し出しましょう。飲み込まれたのを確認してから次の一口を食べていただきます。


5,その他の注意点 食べこぼしが気になるときにはエプロンを使用したり、できれば車椅子から食卓椅子に移る(難しい時には体幹が安定するようにフットレストから足を下ろしましょう)。何か気になることがあれば食事後に記録しておかれることもおすすめします。
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