排泄は人の尊厳にかかわることです。自分でトイレに行き、排泄できるに越したことはありませんが、何らかの理由によりそれが叶わなくなってしまうこともあります。失敗をしない、させないことも大事になります。そこで「排泄について」の第二弾はオムツ選びについてお伝えします。
オムツはアウター（紙パンツやテープ式のオムツ）とインナー（パット類）がありますが、まずはアウターから選定します。
アウターを選定するポイントは、まず利用する方のADL（日常生活動作）からできること・できないことを見極めます。そして、排泄する場所や交換はどうするのかを考えます。利用する方や介助者がどんな排泄ケアを目指しているのかも大事なポイントです。
例えば、たまに失敗はあるものの、トイレにお連れすれば排泄できる人・寝て過ごしている人以外の方にテープ式のオムツは使用しません。このような方は紙パンツを使用することが多いです。
次に、インナー（パット）です。尿量や交換するタイミング、昼夜などで使い分けましょう。日中はトイレに行けたり声掛けできる家族や介護者がいる際は吸収量が少ないもの、夜間はご本人にしっかり休んでもらう為・介護する方も休めるようにする為、吸収量が多いものというように使い分けると良いでしょう。
パッドも大きさや吸収量が様々、テープ式オムツや紙パンツとセットで使用します。
最後に、自治体により紙オムツの給付サービスで経済的負担を軽くしてくれるサービスがありますので、ケアマネジャーや役所に確認してみることもお勧めします。
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